いまだ完治せず

なので、飲み会キャンセルしてずっと家に。


じっとしてるのも癪なので、掃除をする。


もはや芸術の域に達するほどの散らかりよう。
「B型の部屋」とかいって出展できるレベル。新しいスタイルの芸術。この芸術を解さない我が両親は常々文句をいう。芸術家はいつだって孤独だ。きっと100年後くらいに評価されるんだ。


しかしまあ、そろそろ新しい真っ白なキャンバスが欲しくなった。新たな創作意欲がふつふつと湧いてくる。それにはもう古い作品なんていらない。芸術家はいつだって更なる高みを目指す。


なかなか新しいキャンバスができない。我が作品ながらなんて抵抗力があるんだ。なんだか進化している気がする。俺は作品を作っているのか壊しているのかわからなくなってくる。芸術家はいつだって、多かれ少なかれ混乱の中にいる。


それでもなんとか、それなりに片付いてくる。もう少しで真っ白なキャンバスができあがりそうだ。だが、このたまりにたまった紙くずをどうしよう。捨てるか。いやいや、当たらし作品のための材料だ。しかし新しい材料を揃えるところから、新しい作品ではないのか。芸術家はいつだって自問自答している。


芸術家はいつだって、現実と理想の狭間で苦しむ。今日はもう夜だ。